チャイルドシートの安全性を考える
チャイルドシートの安全性は?
チャイルドシートを使用せず、助手席のお母さんが膝の上に乳児を抱いていた場合、急ブレーキをかけると乳児がダッシュボードに激突してしまいます。仮に時速40kmで走行していたとすると、クルマが急ブレーキをかけたとき、体重5.5kgの乳児が瞬間的に110kgの重さになり、大人の力でも抱えきれなくなるからです。
チャイルドシートは、このような急ブレーキと衝突によるけがや死亡事故から子供を守ってくれます。統計によると、子供がクルマに乗っていて事故に遭った場合、チャイルドシートを使用していた子供は、使用していなかった子供に比べて、死者数が4分の1、重症者数が約3分の1という結果が出ています。実際の事故から子供を守る上でチャイルドシートが有効であることは、これによって明らかです。
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国土交通省は、チャイルドシートが子供の安全を守ることのできる目安として安全性能基準を定め、国内で販売されているチャイルドシートの安全性能テスト(前面衝突試験と使用性評価試験)を実施しています。その結果、基準を満たした製品に対して型式指定番号を発行しています。
安全性能基準は、これまで、国土交通省の定めた基準とヨーロッパ、アメリカの基準が併存し、国内メーカーは主として国土交通省の基準に従った製品を販売し、ヨーロッパやアメリカの基準に従った海外メーカーの製品も販売されてきました。しかし、2006年10月からは国内基準がヨーロッパの基準に統一されることとなり、それまでの国内基準よりも細かく規定されたきびしい安全性能基準が定められました。すでに多くの国内メーカーがこの新基準に適合した製品を販売しています。ただし、この新基準の完全適用は2012年からとされており、現在は旧基準に基づく製品も販売されています。
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